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ご都合主義な官能小説
「こんな都合のいい話あるわけねーじゃん!」 「いいんです!そーいう小説なんですから!(力説)」www 基本的にハッピーエンドの官能小説を書いてます。 座右の銘は『ご都合主義万歳!』www

2007/02 | 12345678910111213141516171819202122232425262728

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 どれくらいの時間が経ったのだろうか。
 蜜巳は血の混じったザーメンを子宮で飲み干すと、下からの反応が途絶えた事に気が付いた。

「あれ?・・・あ~あ、終わっちゃったかぁ・・・」

 蜜巳が犯していたヒロは、前回同様に肌は張りと艶を失い、げっそりと痩せていた。
 やはり、幸せそうな笑みを顔に浮かべたままである。
 前回と違うのは、今回はヒロがまるで動かない事だ。蜜巳がヒロの上から移動しても、身じろぎ一つしない。
 胸が上下しているところを見ると、死んではいないようだ。

「ん~~・・・本当ならもう十回はしたかったけど、しょーがないわね」

 脱ぎっ放しだった服を着て、軽く身体を伸ばした蜜巳が言った。
 まだ満足しきっていないようである。
 と、ヒロに近づくと、その耳元で囁いた。

「じゃあね、中々良かったわよ。もう聞こえないだろうけど、あなた幸せよぉ?人生最後のセックスがあたしとだったんだから。んふふ」

 何の反応も無いヒロの頬に軽く口づけすると、蜜巳は部屋を出た。
 後に残されたのは、もう何も聞こえず、見えず、喋れず、感じない・・・死人のようになった男が一人だけだった。

テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト