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ご都合主義な官能小説
「こんな都合のいい話あるわけねーじゃん!」 「いいんです!そーいう小説なんですから!(力説)」www 基本的にハッピーエンドの官能小説を書いてます。 座右の銘は『ご都合主義万歳!』www

2007/01 | 12345678910111213141516171819202122232425262728293031

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 蜜巳と猟華のいるワンルームマンションの部屋と、羽夜のいる料亭の部屋の空間が“闇”によって繋がった。
 何も見えない漆黒の空間だ。
 闇の中、部屋の景色は消え失せたが、六人の男達の姿だけがくっきりと浮かび上がっている。

「な、何だこれは!?」「マジかよ・・・」「さっきの女の子は何処に行った!?」「何だよこれ!訳わかんねーよ!!」「お、親父!?」「お、お前達!これは一体なんだ!?」「し、知らねーよ!!」

 パニックに陥り、喚く男達の前に猟華、蜜巳、羽夜が姿を現した。
 まず、蜜巳がヒロに背後から抱きついた。

「うわっ!?あ、アンタは!!」
「んふふ、久しぶり・・・でもないけど。キミの相手はあたしがしてあげる。結構良かったしね、キミの・・・相手があたしなんて、運が良いわよぉ?んふふっんふふふふ・・・」
「は、放っ・・うわぁああ!?」

 蜜巳が軽く力を込めると、ヒロの体はあっさりと浮かび上がり、二人は闇の中へ消えていった。

「ヒ、ヒロ!?」
「クソッ!何だよ!!何なんだよおっ!」

 喚くシン、トウゴの前には、猟華が姿を現した。

「さ、あなた達の相手は私・・・楽しませてくださいな。クスクス・・・クスクスクス・・・!」

 瞳を真紅に輝かせた猟華が、酷薄な笑みを浮かべて二人を見つめる。

「わ、訳わかんねー事言ってねぇで、俺らを戻しやがれ!!」

 トウゴが猟華に駆け寄り、その胸元に掴みかかろうとした瞬間、トウゴの手に激痛が走った。

「イ、イテェッ!な・・・!?」

 両手の甲の皮膚が、何箇所か薄く裂けていた。
 トウゴが手を傷つけた物を探して猟華を見ると、その正体に驚愕して眼を見開いた。

テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト