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ご都合主義な官能小説
「こんな都合のいい話あるわけねーじゃん!」 「いいんです!そーいう小説なんですから!(力説)」www 基本的にハッピーエンドの官能小説を書いてます。 座右の銘は『ご都合主義万歳!』www

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 私の体を貫きながら、あなたはいつもの言葉を口にする。

『愛してる』

 お約束の、陳腐な台詞。
 そんなに何度も使ったら、ありがたみが薄れちゃうよ?

『綺麗だよ』

 今日、それを言ったの何度目?
 ボキャブラリー少ないんだから。

『素敵だよ』

 女心が分かってないなぁ。
 そりゃあ言葉でしか伝わらない事もあるけどさ。

 私の中にあなたは欲望と愛情を同時に流し込み、私も天国に堕ちる。

 荒い息で、火照った体よりもずっと熱い、あなたの吐き出したモノの熱をお腹の奥で感じる。

 あなたの腕枕で寄り添ってまどろむ中で、あなたが私を抱きしめる。

 何かを言おうとしたので、私はキスで唇を塞いだ。

 今はキュゥッと抱きしめて?

 ちょっと弱めに、キュゥッとね。


 END


あとがき

 思いつき短編、第二弾。

 行為の後の、イチャイチャタイムで彼女が思う事は何だろう? と妄想してみました。
 書いてて何だか恥ずかしくなったあたり、修行不足ですねw



テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

 昼下がりの家の中で、男に抱かれている。
 夫ではない。
 けれど、今のワタシにとって最も大切な男だ。

 夫よりもずっと若く、逞しい男の肉体に力強く抱きしめられて、ワタシの中の“女”が悦びに身を振るわせる。
 男の左手が服の上からワタシの乳房を握り、乳首を潰すかのように力を込めて揉みしだく。
 男の右手がスカートに潜り込み、すでに濡れ始めている性器を荒っぽく擦りあげる。

 愛液で濡れた指を私に見せ、いやらしく笑う男。
 背筋にゾクリ、と走る快感。
 下半身が疼き、動悸が激しくなる。

 男はそんな私の眼前に自らの肉塊を突きつける。
 ワタシは夢中でそれにむしゃぶりついた。
 口と舌で男に満足して貰うよう、懸命に奉仕する。

 ワタシはノドの奥までそれを飲み込み、苦しいのを無視して奉仕し続ける。
 彼の腰が震え、口の中で、男のモノが膨らんだ。
 それに気付くと同時に、ドロドロとした白い液体が口内に吐き出された。

 それを、飲む。
 これを飲めば、今度は下の口の奥深くにこれを注ぎ込んで貰えるのだと思い、味わいつつもゴクリ、ゴクリと飲み干した。
 口を開け、飲み込んだ事を男に見せると、男は満足そうに笑う。

 家族で食事を取る為のテーブルの上に乗ったワタシは、両脚を大きく広げて男に抱いてと懇願する。
 口元を呆れたように歪めた男は、愛撫も何も無しにワタシの濡れた性器に男根を突き入れた。
 衝撃と痛みにワタシは顔を歪める。
 けれど、心の中ではそれを、もっと強く、もっと激しく、と願う。

 ワタシの気持ちを朱に染まった顔から読み取ったか、男は最初から荒々しく腰を動かす。
 ワタシの性器は、男の熱く、硬い肉棒で刺しては抜かれ、グチュグチュと、はしたない音を出す。
 それは“声”だ。
 ワタシの心の中の“声”だ。

 ――もっと深く入れて下さい――もっと激しく動かして下さい――もっと胸を握り締めて下さい――もっと唇を吸って下さい――もっと、もっと、もっと――ワタシがワタシで無くなる位――抱いて下さい――。

 心が通じたかのように、男はワタシの望んだように動き始めた。
 もうすぐ、来る――男の限界が、来る。
 ワタシもそうだ、もうすぐだ。

 ワタシが絶頂に達したとほぼ同時に、彼もまた達した。
 ワタシの頭の中が白く染まり、空に浮かんだように体の感覚が無くなる。
 けれど、ワタシの性器の奥深くに流れ込んでくる男の精液の熱さが、ワタシを取り戻させる。

 夫以外の男の子種を膣内に射精されたワタシは、快楽に身を震わせて一時の安らぎを得るのだ。


 夕方になり、子供が帰ってきて今日学校であった事を嬉々として語る。
 夫は今日も帰ってこない。
 今頃は、浮気相手と楽しんでいるのだろう。

「ねぇ、お母さん。あのおじちゃん、明日来てくれるかな?」
「大丈夫よ、約束は守る人だから」
「あのおじちゃんが、お父さんになったら良いのにね!」
「・・・そうね、そうなったら、すごく素敵ね」

 子供も、彼に随分と懐いてくれた。
 支え続けてくれた彼となら、やり直せる。
 夫と別れ、彼と本当の家族になる日も、そう遠い事ではないだろう。


 END


あとがき

 思いつき短編、第一弾。
 不倫とか浮気ってーのはよくある事ですが、一番負担になるのは子供ですね。
 子供も含めて幸せになるには・・・で、妄想して書いてみました。

 家族円満が一番ですな。


テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト