「ハイ圭ちゃん、あ~ん♪」
「あ~ん・・・」
とある月曜日の雛見沢分校。
いつもの様に訪れた昼休みで、魅音は愛情をたっぷり詰めた弁当をかいがいしくせっせと圭一の口の中へと運んでいた。
圭一は何もしていない。箸も持たずに魅音が口元に運んでくれるのを待っているだけだ。
「まるで、餌を運んでくるのを待っている雛鳥のようなのです」
くっ付けた机で共に食事をしていた梨花が、淡々と感想を口にした。
「あ~ん・・・」
とある月曜日の雛見沢分校。
いつもの様に訪れた昼休みで、魅音は愛情をたっぷり詰めた弁当をかいがいしくせっせと圭一の口の中へと運んでいた。
圭一は何もしていない。箸も持たずに魅音が口元に運んでくれるのを待っているだけだ。
「まるで、餌を運んでくるのを待っている雛鳥のようなのです」
くっ付けた机で共に食事をしていた梨花が、淡々と感想を口にした。
「あはは、本当にそうだね、だね! 圭一君、かぁいいな~。お持ち帰りしたいけど、魅ぃちゃんが怒るから我慢しなくちゃ」
レナは二人の仲睦まじい光景を見て、嬉しそうにニコニコしながら弁当を食べている。
「まあ、お二人が幸せそうで何よりですわ・・・。でも、見ていると何だか全身掻き毟りたくなってきますわね」
沙都子は半ば呆れた顔で二人を見ていた。
三者三様の視線も何処吹く風。魅音と圭一は二人だけの世界にどっぷりと浸っている。
「むぐもぐ・・・。ん~、いつもながら見事な味付けだな、美味い! まぁ、“俺の”魅音に限って、塩と砂糖を間違えるようなミスはしないだろうけどな!」
「うん、もぉ、当然じゃな~い! おじさんが“大事な”圭ちゃんをガッカリさせる事なんて、ある訳ないでしょ~?」
今日も今日とて、元気にバカップル街道を突っ走っている二人であった。
「ところで、魅音に聞きたい事があるんだが」
「ん? なに? 圭ちゃん」
圭一は魅音の手作り愛妻(予定)弁当を指差して聞いた。
「何でまた、今日の弁当はこんなに豪勢なんだ?」
今日の魅音の弁当はいつもより豪華であった。圭一が指差した弁当箱は、三段重ねの重箱である。
比内地鶏の唐揚げやら、国産和牛の肉を使ったしぐれ煮やら、高級食材を惜し気もなく使いまくった代物だ。
到底、学校の昼休みに食べるような弁当には見えない。
恐らく、店で買えば万単位の料金を取られるのではないか・・・そう思わせるほど、今日の魅音の弁当は豪華だった。
「え? あ~、ん~と・・・記念というか・・・」
「記念? 何かめでたい事でもあったのか?」
「だからぁ、昨日、ほら・・・」
魅音は顔を赤くして、圭一の耳を引っ張った。
圭一は逆らわずに、魅音の口元に耳を近づける。
「私が、圭ちゃんを、初めて、“お口でイカせた記念”よ!」
圭一は口の中に残っていた、唐揚げを噴き出しかけた。
魅音は小さな声で喋ったつもりだったが、近くに居た部活メンバーの耳には届いてしまったようだ。
タコさんウインナーを丸呑みしかけたレナが、咳き込みながら魅音に非難の眼差しを向けた。
「エホッケホッ・・・み、魅ぃちゃん! 今は食事中だよっ、だよっ!?」
「え、あ、あれ、聞こえちゃった? ゴ、ゴメ~ン・・・」
真っ赤になった魅音が、後頭部をかきながら縮こまった。
不思議そうな顔をしているのは沙都子だ。
「?? 魅音さんが? 圭一さんを? 口でイカせたって、何をですの?」
「沙都子には、ちょっと早いのですよ。まだ知らない方がいいのです。ナデナデ・・・」
頭の上にクエスチョンマークを光らせていた沙都子の頭を、梨花がナデナデした。
「・・・む~。知りたいような、知ったら後悔しそうな、微妙な感じですわね・・・」
ナデナデされながら、複雑な表情を浮かべる沙都子だった。
「・・・でも、レナと梨花ちゃんは分かるんだ・・・」
魅音が意外そうに呟いた。
「え!? あ、あの、ええっと、その、何となく! そう! 何となくこーいう事じゃないかな~って、そう思っただけなんだよっ!! だよっ!?」
耳たぶまで見事に赤くなったレナが、大慌てで弁明する。
その慌てぶりが、レナは魅音の言った意味を完全に理解している事を暴露していた。
一方、梨花はというと、すましたものである。
「ボクはオヤシロ様の巫女なのですよ? だから色んな事を知っているのです。にぱ~☆」
説明になっている様な、なっていない様な説明であった。
しかし、部活メンバーなら誰もが知っている。
彼女がこの笑顔を見せた時は、大概相手を煙に撒こうとしてるのだ、という事を。
つまり、梨花も完全に理解しているという事だ。
古手梨花、恐るべし。
沙都子を除いた全員、内心で冷や汗をかいていた。
「ま、まあ、とにかく、そーいう事だから、今日は豪華にしたってわけ。分かった? 圭ちゃん」
「あ、ああ・・・」
「それじゃお弁当の続きね。はい、あ~ん♪」
「あ~~ん・・・」
しぐれ煮を噛み締めながら、圭一は先日の魅音とのHを思い出していた。
二人だけの愛の巣となった例の小屋で、日曜日恒例となったHタイムに突入していた時の事である。
二人とも全裸となり、口付けを交わしていた。
「ん・・・ん、ん、んふぅ・・・ぴちゅ、はぁ・・・。ねえ圭ちゃん、圭ちゃんの・・・口でシテあげたいんだけど・・・いい?」
キスをしていた唇が離れると、魅音は少々俯きながら、恥ずかしそうに圭一に聞いた。
「口でって・・・ええと、フェラチオ、って事?」
「は、はっきり言わないでよぉ!」
魅音の顔がサァッと朱に染まる。
「わりぃ・・・。でも、いいのか? 無理にしなくても・・・」
「無理なんてしてないよ。ほら、前に言ったじゃない。今度は私が気持ち良くしてあげるって」
「あ、ああ・・・そう言えば・・・」
少し前、確かにそんな事を魅音は言っていた。
ただ、その翌週の土曜日の夕方に突然魅音が家にやって来て、半ば無理やりに小屋に連れて来られた圭一は、それはもうヘロヘロになるまで二人で張り切ってしまった。
一体、何度魅音の中に注ぎ込んだのか分からない。
正直、あの時の事は後半になるほど記憶が曖昧であった。
その為か、魅音が気持ち良くしてあげるという事を言っていたのをすっかり忘れていたのだ。
「だから、ね・・・それっ!」
「うひゃっ!?」
魅音が圭一を布団の上に押し倒した。
既に勃起している圭一の分身に顔を寄せ、眼前でマジマジと見つめる。
「・・・あ、改めてじっくり見ると、何て言うか・・・可愛いかも・・・」
「可愛いかぁ・・・?」
「うん。微妙にピクピクしているとこなんか、『早く弄ってー』って催促してるみたい」
「当たらずも、遠からずって所だな・・・」
圭一は苦笑した。
戸惑いながらも、魅音のフェラチオに期待してしまっているのだ。
「これが、いつもおじさんをメチャクチャにしてるんだよね・・・ペロッ」
肉棒を軽く握ると、魅音は亀頭を一舐めした。
「うあっ・・・!」
「えっ? 圭ちゃん、気持ち良かったの・・・?」
魅音はちょっと驚いて圭一に聞いた。
「あ、ああ・・・そこは一番敏感な所だからな・・・」
「“亀頭”って言うんだよね・・・。ふふ、言われてみれば、本当に亀の頭みたい。・・・チロ・・・チュ・・・んっ・・・」
亀頭を舐め、口付けをするように唇を触れさせると、口の中にゆっくりと含んだ。
中で亀頭の周りを舌で舐め回しながら、ぎこちない動作で顔を上下させて肉棒を唇でしごいていく。
熱を帯びた舌が刺激を与えて来る度に、圭一が呻くように声を出す。
「圭ちゃん・・・んちゅぷ・・・は、ん、き、気持ひいいろ? じゅ、くちゅ・・・」
「あ、ああ・・・く、すげぇ、いい気持ちだぜ、魅音・・・ッ!」
(勉強した甲斐があったなぁ・・・。嬉しー!)
心の中で魅音は満面の笑みを浮かべた。
今日の為に、詩音から借りた本で猛勉強してきたのだ。それも全て、圭一を気持ち良くしたい、ただその一念からだ。
最初の一手に成功した魅音は、新たな行為に移行した。
「ぷはぁ・・・。ふふっ・・・、圭ちゃん、まだだよぉ・・・もぉっと気持ちよくしてあげるからねぇ・・・ふふ、ふふふ・・・」
上半身を起こした魅音の瞳が、妖しい光を帯びる。
唇の端から流れ落ちる唾液が乳房を伝い、濡れた光を放つ。
全身から、艶かしい芳香が放たれているかのようだ。
圭一は視線を釘付けにされ、息を呑んで魅音の裸身を見詰めていた。
その視線の中、魅音は再び圭一の脚の間に体を沈めると、肉棒を乳房で挟み込んで上下に動かし始めた。
動きながら胸の谷間に唾液を垂らし、滑りを良くして満遍なく肉棒を擦りあげる。
「くぁ・・・ッ! み、魅音、それ、ヤバイ・・・ッ!」
「圭ちゃん、気持ちイイんだね・・・ふふふ・・・。それじゃあ、これは?」
魅音は移動する上下の幅を少し短くし、谷間から亀頭が覗くようにした。亀頭部分だけを口にくわえ、舌先でチロチロと先端を刺激する。
上目遣いに圭一の表情を窺った魅音は、圭一の悶える顔を見て、背筋にゾクゾクとした震えが走るのを感じた。
(圭ちゃんの感じてる顔・・・可愛い・・・!)
もっと、もっと、もっと、気持ち良くしてあげたい・・・!
もう魅音の頭の中は、その事だけで染め上がっていた。
「んふふ・・・ここ、気持ちイイんでしょ? オ○ンチン、ピクピクしてるよ・・・ふふふ・・・」
愛撫しているうちに、圭一の弱い所を見つけたようだ。
射精寸前にまで追い詰められたペニスを胸から開放し、また口にくわえてフェラチオを再開した。
「み、魅音・・・も、もう駄目だ、出る・・・ッ!」
「いいよ、飲んであげる・・・ッ」
魅音は喉の奥まで飲み込んでは、亀頭の先端ギリギリまで抜き出し、また飲み込む行為を激しく繰り返す。
口内の肉棒を、舌で上顎のザラザラした部分に押し付けながら動いている為、圭一に与えられる快感は強烈だった。
「で、出るッ!」
魅音は口の中で、肉棒が『あ、膨らんだ』と感じた。
その瞬間、勢いよく精液が吐き出された。
「んぶッ! ん、ぐぅ・・・! んッ、んむぅ~~・・・!」
「くぅぅ・・・。魅音、すげぇ・・・!」
(圭ちゃんの精液・・・凄い量・・・。それに、熱い・・・!)
口の中を満たした精液を、魅音はゆっくりと飲み干していく。
口内射精の快感に背筋を震わせ、脱力した圭一は布団の上に大の字になって寝転んだ。
「んはッ・・・、はぁ、ッふふ、たくさん出したね、圭ちゃん・・・。んチュッ、んチュゥゥ・・・ッ!」
肉棒の尿道に残った精液を、魅音は丹念に吸出し、舐めとっては飲んでいく。
ここ数日の愛撫に関する勉強が功を奏し、魅音の性技は格段に上昇していたのだ。
「ふぅ・・・っ。圭ちゃん、どうだった? 気持ち良かった?」
「・・・ああ、もう、サイコウ、ホネのズイまでしぼりとられるかとオモった・・・」
よほど気持ち良かったのか、圭一の口調は棒読みである。
その様子を見て、魅音は嬉しくて仕方がなかった。
「へへ。良かったぁ、圭ちゃんが気持ち良くなってくれて・・・」
満面の笑みを広げる魅音。
その笑顔に、圭一の胸が熱くなった。
応えなければ、彼女の想いに。
報いなければ、彼女の努力に。
圭一はそう思い、魅音の肩を抱くと、布団の上に押し倒した。
(続く)
あとがき
久方ぶりに、『圭恋し編』をお届けします。
今回は、魅音の胸と口でのご奉仕を中心に書きました。
魅音の胸は魅力的ですからねぇ~。圭一君が羨ましいですな。
この『魅音の努力』はH中心にする事は決めていますが、前後編か、前中後編にするか、まだ決めかねています。
筆が(キーが?w)乗ったら前中後編になるかもしれませんw
レナは二人の仲睦まじい光景を見て、嬉しそうにニコニコしながら弁当を食べている。
「まあ、お二人が幸せそうで何よりですわ・・・。でも、見ていると何だか全身掻き毟りたくなってきますわね」
沙都子は半ば呆れた顔で二人を見ていた。
三者三様の視線も何処吹く風。魅音と圭一は二人だけの世界にどっぷりと浸っている。
「むぐもぐ・・・。ん~、いつもながら見事な味付けだな、美味い! まぁ、“俺の”魅音に限って、塩と砂糖を間違えるようなミスはしないだろうけどな!」
「うん、もぉ、当然じゃな~い! おじさんが“大事な”圭ちゃんをガッカリさせる事なんて、ある訳ないでしょ~?」
今日も今日とて、元気にバカップル街道を突っ走っている二人であった。
「ところで、魅音に聞きたい事があるんだが」
「ん? なに? 圭ちゃん」
圭一は魅音の手作り愛妻(予定)弁当を指差して聞いた。
「何でまた、今日の弁当はこんなに豪勢なんだ?」
今日の魅音の弁当はいつもより豪華であった。圭一が指差した弁当箱は、三段重ねの重箱である。
比内地鶏の唐揚げやら、国産和牛の肉を使ったしぐれ煮やら、高級食材を惜し気もなく使いまくった代物だ。
到底、学校の昼休みに食べるような弁当には見えない。
恐らく、店で買えば万単位の料金を取られるのではないか・・・そう思わせるほど、今日の魅音の弁当は豪華だった。
「え? あ~、ん~と・・・記念というか・・・」
「記念? 何かめでたい事でもあったのか?」
「だからぁ、昨日、ほら・・・」
魅音は顔を赤くして、圭一の耳を引っ張った。
圭一は逆らわずに、魅音の口元に耳を近づける。
「私が、圭ちゃんを、初めて、“お口でイカせた記念”よ!」
圭一は口の中に残っていた、唐揚げを噴き出しかけた。
魅音は小さな声で喋ったつもりだったが、近くに居た部活メンバーの耳には届いてしまったようだ。
タコさんウインナーを丸呑みしかけたレナが、咳き込みながら魅音に非難の眼差しを向けた。
「エホッケホッ・・・み、魅ぃちゃん! 今は食事中だよっ、だよっ!?」
「え、あ、あれ、聞こえちゃった? ゴ、ゴメ~ン・・・」
真っ赤になった魅音が、後頭部をかきながら縮こまった。
不思議そうな顔をしているのは沙都子だ。
「?? 魅音さんが? 圭一さんを? 口でイカせたって、何をですの?」
「沙都子には、ちょっと早いのですよ。まだ知らない方がいいのです。ナデナデ・・・」
頭の上にクエスチョンマークを光らせていた沙都子の頭を、梨花がナデナデした。
「・・・む~。知りたいような、知ったら後悔しそうな、微妙な感じですわね・・・」
ナデナデされながら、複雑な表情を浮かべる沙都子だった。
「・・・でも、レナと梨花ちゃんは分かるんだ・・・」
魅音が意外そうに呟いた。
「え!? あ、あの、ええっと、その、何となく! そう! 何となくこーいう事じゃないかな~って、そう思っただけなんだよっ!! だよっ!?」
耳たぶまで見事に赤くなったレナが、大慌てで弁明する。
その慌てぶりが、レナは魅音の言った意味を完全に理解している事を暴露していた。
一方、梨花はというと、すましたものである。
「ボクはオヤシロ様の巫女なのですよ? だから色んな事を知っているのです。にぱ~☆」
説明になっている様な、なっていない様な説明であった。
しかし、部活メンバーなら誰もが知っている。
彼女がこの笑顔を見せた時は、大概相手を煙に撒こうとしてるのだ、という事を。
つまり、梨花も完全に理解しているという事だ。
古手梨花、恐るべし。
沙都子を除いた全員、内心で冷や汗をかいていた。
「ま、まあ、とにかく、そーいう事だから、今日は豪華にしたってわけ。分かった? 圭ちゃん」
「あ、ああ・・・」
「それじゃお弁当の続きね。はい、あ~ん♪」
「あ~~ん・・・」
しぐれ煮を噛み締めながら、圭一は先日の魅音とのHを思い出していた。
二人だけの愛の巣となった例の小屋で、日曜日恒例となったHタイムに突入していた時の事である。
二人とも全裸となり、口付けを交わしていた。
「ん・・・ん、ん、んふぅ・・・ぴちゅ、はぁ・・・。ねえ圭ちゃん、圭ちゃんの・・・口でシテあげたいんだけど・・・いい?」
キスをしていた唇が離れると、魅音は少々俯きながら、恥ずかしそうに圭一に聞いた。
「口でって・・・ええと、フェラチオ、って事?」
「は、はっきり言わないでよぉ!」
魅音の顔がサァッと朱に染まる。
「わりぃ・・・。でも、いいのか? 無理にしなくても・・・」
「無理なんてしてないよ。ほら、前に言ったじゃない。今度は私が気持ち良くしてあげるって」
「あ、ああ・・・そう言えば・・・」
少し前、確かにそんな事を魅音は言っていた。
ただ、その翌週の土曜日の夕方に突然魅音が家にやって来て、半ば無理やりに小屋に連れて来られた圭一は、それはもうヘロヘロになるまで二人で張り切ってしまった。
一体、何度魅音の中に注ぎ込んだのか分からない。
正直、あの時の事は後半になるほど記憶が曖昧であった。
その為か、魅音が気持ち良くしてあげるという事を言っていたのをすっかり忘れていたのだ。
「だから、ね・・・それっ!」
「うひゃっ!?」
魅音が圭一を布団の上に押し倒した。
既に勃起している圭一の分身に顔を寄せ、眼前でマジマジと見つめる。
「・・・あ、改めてじっくり見ると、何て言うか・・・可愛いかも・・・」
「可愛いかぁ・・・?」
「うん。微妙にピクピクしているとこなんか、『早く弄ってー』って催促してるみたい」
「当たらずも、遠からずって所だな・・・」
圭一は苦笑した。
戸惑いながらも、魅音のフェラチオに期待してしまっているのだ。
「これが、いつもおじさんをメチャクチャにしてるんだよね・・・ペロッ」
肉棒を軽く握ると、魅音は亀頭を一舐めした。
「うあっ・・・!」
「えっ? 圭ちゃん、気持ち良かったの・・・?」
魅音はちょっと驚いて圭一に聞いた。
「あ、ああ・・・そこは一番敏感な所だからな・・・」
「“亀頭”って言うんだよね・・・。ふふ、言われてみれば、本当に亀の頭みたい。・・・チロ・・・チュ・・・んっ・・・」
亀頭を舐め、口付けをするように唇を触れさせると、口の中にゆっくりと含んだ。
中で亀頭の周りを舌で舐め回しながら、ぎこちない動作で顔を上下させて肉棒を唇でしごいていく。
熱を帯びた舌が刺激を与えて来る度に、圭一が呻くように声を出す。
「圭ちゃん・・・んちゅぷ・・・は、ん、き、気持ひいいろ? じゅ、くちゅ・・・」
「あ、ああ・・・く、すげぇ、いい気持ちだぜ、魅音・・・ッ!」
(勉強した甲斐があったなぁ・・・。嬉しー!)
心の中で魅音は満面の笑みを浮かべた。
今日の為に、詩音から借りた本で猛勉強してきたのだ。それも全て、圭一を気持ち良くしたい、ただその一念からだ。
最初の一手に成功した魅音は、新たな行為に移行した。
「ぷはぁ・・・。ふふっ・・・、圭ちゃん、まだだよぉ・・・もぉっと気持ちよくしてあげるからねぇ・・・ふふ、ふふふ・・・」
上半身を起こした魅音の瞳が、妖しい光を帯びる。
唇の端から流れ落ちる唾液が乳房を伝い、濡れた光を放つ。
全身から、艶かしい芳香が放たれているかのようだ。
圭一は視線を釘付けにされ、息を呑んで魅音の裸身を見詰めていた。
その視線の中、魅音は再び圭一の脚の間に体を沈めると、肉棒を乳房で挟み込んで上下に動かし始めた。
動きながら胸の谷間に唾液を垂らし、滑りを良くして満遍なく肉棒を擦りあげる。
「くぁ・・・ッ! み、魅音、それ、ヤバイ・・・ッ!」
「圭ちゃん、気持ちイイんだね・・・ふふふ・・・。それじゃあ、これは?」
魅音は移動する上下の幅を少し短くし、谷間から亀頭が覗くようにした。亀頭部分だけを口にくわえ、舌先でチロチロと先端を刺激する。
上目遣いに圭一の表情を窺った魅音は、圭一の悶える顔を見て、背筋にゾクゾクとした震えが走るのを感じた。
(圭ちゃんの感じてる顔・・・可愛い・・・!)
もっと、もっと、もっと、気持ち良くしてあげたい・・・!
もう魅音の頭の中は、その事だけで染め上がっていた。
「んふふ・・・ここ、気持ちイイんでしょ? オ○ンチン、ピクピクしてるよ・・・ふふふ・・・」
愛撫しているうちに、圭一の弱い所を見つけたようだ。
射精寸前にまで追い詰められたペニスを胸から開放し、また口にくわえてフェラチオを再開した。
「み、魅音・・・も、もう駄目だ、出る・・・ッ!」
「いいよ、飲んであげる・・・ッ」
魅音は喉の奥まで飲み込んでは、亀頭の先端ギリギリまで抜き出し、また飲み込む行為を激しく繰り返す。
口内の肉棒を、舌で上顎のザラザラした部分に押し付けながら動いている為、圭一に与えられる快感は強烈だった。
「で、出るッ!」
魅音は口の中で、肉棒が『あ、膨らんだ』と感じた。
その瞬間、勢いよく精液が吐き出された。
「んぶッ! ん、ぐぅ・・・! んッ、んむぅ~~・・・!」
「くぅぅ・・・。魅音、すげぇ・・・!」
(圭ちゃんの精液・・・凄い量・・・。それに、熱い・・・!)
口の中を満たした精液を、魅音はゆっくりと飲み干していく。
口内射精の快感に背筋を震わせ、脱力した圭一は布団の上に大の字になって寝転んだ。
「んはッ・・・、はぁ、ッふふ、たくさん出したね、圭ちゃん・・・。んチュッ、んチュゥゥ・・・ッ!」
肉棒の尿道に残った精液を、魅音は丹念に吸出し、舐めとっては飲んでいく。
ここ数日の愛撫に関する勉強が功を奏し、魅音の性技は格段に上昇していたのだ。
「ふぅ・・・っ。圭ちゃん、どうだった? 気持ち良かった?」
「・・・ああ、もう、サイコウ、ホネのズイまでしぼりとられるかとオモった・・・」
よほど気持ち良かったのか、圭一の口調は棒読みである。
その様子を見て、魅音は嬉しくて仕方がなかった。
「へへ。良かったぁ、圭ちゃんが気持ち良くなってくれて・・・」
満面の笑みを広げる魅音。
その笑顔に、圭一の胸が熱くなった。
応えなければ、彼女の想いに。
報いなければ、彼女の努力に。
圭一はそう思い、魅音の肩を抱くと、布団の上に押し倒した。
(続く)
あとがき
久方ぶりに、『圭恋し編』をお届けします。
今回は、魅音の胸と口でのご奉仕を中心に書きました。
魅音の胸は魅力的ですからねぇ~。圭一君が羨ましいですな。
この『魅音の努力』はH中心にする事は決めていますが、前後編か、前中後編にするか、まだ決めかねています。
筆が(キーが?w)乗ったら前中後編になるかもしれませんw
この記事へのコメント
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2007/10/28(日) 14:44:49 | | #[ 編集]
キリンほど首が長くなるほど待たせてしまったとは、申し訳ないと同時にありがたい事です。
さて、次は圭一のターンです。
少々お待ちくださいな~。
あ、一応、管理人のみ閲覧できるコメントの場合、名前は伏せるようにしましたので、ご了承ください。
さて、次は圭一のターンです。
少々お待ちくださいな~。
あ、一応、管理人のみ閲覧できるコメントの場合、名前は伏せるようにしましたので、ご了承ください。
2007/10/28(日) 21:56:36 | URL | HEKS #195Lvy4Y[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2007/10/29(月) 00:25:38 | | #[ 編集]
こちらこそ初めまして。
よければこれからも覗きに来てください。
圭一のテクはどうなっているのか・・・?
う~ん、どうなんでしょうw(ぉ
最低、1500秒以上は頑張ってもらうつもりですw
よければこれからも覗きに来てください。
圭一のテクはどうなっているのか・・・?
う~ん、どうなんでしょうw(ぉ
最低、1500秒以上は頑張ってもらうつもりですw
2007/10/29(月) 22:17:24 | URL | HEKS #195Lvy4Y[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2007/11/01(木) 02:05:08 | | #[ 編集]
待ってましたっ!
ちきしょー、毎度羨ましいぞ圭一め!w
普段受け体質な魅音が攻めに回るのも新鮮でイイですね。
さすが次期頭首、飲み込みが早い(かけてますw
次回もワクテカしながら待ってます。
ちきしょー、毎度羨ましいぞ圭一め!w
普段受け体質な魅音が攻めに回るのも新鮮でイイですね。
さすが次期頭首、飲み込みが早い(かけてますw
次回もワクテカしながら待ってます。
2007/11/01(木) 19:44:05 | URL | 等身大たらこ #iuvM2DXA[ 編集]
感激していただいたとは、恐悦至極とは正にこの事。
買いに行くとの事ですが、『ひぐらし』のPC版は同人ソフトなので、通販か同人誌・同人ゲームを扱っているお店でしか買えませんのでお気をつけて。
PS2版なら何処でも手に入るでしょう。中古も大分安くなっているんじゃないかな?
手っ取り早く、マンガ喫茶でコミック版を読むのもお勧めw
>>等身大たらこ さん
>>普段受け体質な魅音が攻めに回るのも新鮮でイイですね。
確かに、同人誌などで魅音が攻めに回っている作品はあまり見ませんね。
綿流し編での、魅音の『女の子』の部分に魅了された者としては、やはり『受け』のイメージが強くなりますね。
逆に詩音は『攻め』のイメージが強い・・・と言うより、どうしても『サド』っぽくなってしまうw
>>さすが次期頭首、飲み込みが早い(かけてますw
うまい、座布団一枚w
実際魅音は天才肌ですから、本気でセックスの勉強に取り組めば恐ろしいほど上達が速そうですねw
続きはもーちょっとお待ちくださいな~。
買いに行くとの事ですが、『ひぐらし』のPC版は同人ソフトなので、通販か同人誌・同人ゲームを扱っているお店でしか買えませんのでお気をつけて。
PS2版なら何処でも手に入るでしょう。中古も大分安くなっているんじゃないかな?
手っ取り早く、マンガ喫茶でコミック版を読むのもお勧めw
>>等身大たらこ さん
>>普段受け体質な魅音が攻めに回るのも新鮮でイイですね。
確かに、同人誌などで魅音が攻めに回っている作品はあまり見ませんね。
綿流し編での、魅音の『女の子』の部分に魅了された者としては、やはり『受け』のイメージが強くなりますね。
逆に詩音は『攻め』のイメージが強い・・・と言うより、どうしても『サド』っぽくなってしまうw
>>さすが次期頭首、飲み込みが早い(かけてますw
うまい、座布団一枚w
実際魅音は天才肌ですから、本気でセックスの勉強に取り組めば恐ろしいほど上達が速そうですねw
続きはもーちょっとお待ちくださいな~。
2007/11/01(木) 20:46:04 | URL | HEKS #195Lvy4Y[ 編集]
お久しぶりです。
読みました。
圭一さんと魅音さんは今日も秘密の隠れ家の小屋で情事に勤しむ。一進一退の流れですね。
それにしても、小狸梨花さんはともかく、メンバーの良識役のレナさんが密事?の既ちが有るとは。レナさんも以外に例外無く、もしかして、痴女の類ですか?
読みました。
圭一さんと魅音さんは今日も秘密の隠れ家の小屋で情事に勤しむ。一進一退の流れですね。
それにしても、小狸梨花さんはともかく、メンバーの良識役のレナさんが密事?の既ちが有るとは。レナさんも以外に例外無く、もしかして、痴女の類ですか?
2007/11/08(木) 02:31:38 | URL | 影法師 #v9YxiPG6[ 編集]
>>影法師 さん
おお、お久しぶりです。
チマチマながら、続けておりますw
>>もしかして、痴女の類ですか?
レナの場合、『耳年増』という奴ですね。
知識だけは豊富だけれど、実際の経験はまるで無いのです。
単純に知識量だけなら、詩音をも凌駕するかもしれませんw
おお、お久しぶりです。
チマチマながら、続けておりますw
>>もしかして、痴女の類ですか?
レナの場合、『耳年増』という奴ですね。
知識だけは豊富だけれど、実際の経験はまるで無いのです。
単純に知識量だけなら、詩音をも凌駕するかもしれませんw
2007/11/08(木) 20:15:32 | URL | HEKS #195Lvy4Y[ 編集]